時間の巻き戻し

「ねえ、時間って、戻せるの?」(次女)

朝。保育園に行く前。もっと早く家をでて、早く保育園に行きたかったらしい。ハロウィンともちつきがあるのだそうだ。気がはやっている。

「時間って、早くすすめること、できる?」

「時間があっという間に過ぎるの、どんなとき?」と質問すると、お友だちと遊んでいたときがそうだったという。あの時とあの時と具体的に教えてくれる。

「どういうき、時間は遅い?」

「つまらないとき」

「そうだね。時間は早くなったり遅くなったりするように感じるけど、戻すことはできないんだねぇ」

保育園につくと、先についた友だち二人が給食のメニューがかかれた板を給食室の前から教室に運ぶところで「一緒にやりたい」と次女はいうが、次女はまだ手を洗えてないので乗り遅れる。「早く行きたい」といったのはそういうことか。

教室につくとすぐタッチをして分かれる。ついこないだまでは「全部用意が終わるまで待ってて」と言っていたのだけど、もうそれもない。

廊下で教室の窓から顔を覗かせる未満児クラスの子のこともお姉ちゃんらしく気にかけたり、すっかり最上級生らしいふるまいになっている。あと5ヶ月になった。