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寝る前の質問

寝床にいくまえに洗濯機をまわしてる横で長女が「ねぇパパ、ほくろって、黒いこんな丸で、顔に埋まってるの?」と。3Dの黒い玉。庭の石のように。そんな気もしてきた。いちおう、たぶん、平べったいんじゃないかなと伝えるけど、確実に3Dのほうか、夢がある。こないだは枕元で年令を答えたあとに、「ねぇパパ、なんで数字ってあるの?」と聞かれ、追い詰められ、寝れなくなった。

勝てない、こいつには。

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orの正しい使い方

長女が妻の髪の毛を結ってあげている。「パパ、ママの髪、カワイイかカワイイ、どっち?」と聞いてくる。ニコニコした表情からしてウケ狙いではなく、素でそういっている。新しい誘導尋問。すごいなぁ、子どもって。そんなの思いつかんもんなぁ。

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風のせい

昨日はとても風が強かった。息子は学校で50m測定があるそうだ。こないだもあったから2回目。前回より速くなるといいなと話をしながら、追い風と向かい風の説明をしてやる。

帰宅して、どうだった?と聞いたら「前よりも遅かった」。あら少し残念。なんで?と聞くと「だって、向かい風だったからさ」とさらっという。向かい風は悔しさとかもさらっていくらしい。約1秒おそくなったとか。妻とほんとうに向かい風のせいか疑う。

「でも前回一番早かったやつも、今回1秒くらい遅くなってた」と主張、みんな遅くなったし、向かい風だったということで一応おさまる。真ん中くらいの速さらしい。

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見立て

夕食ができあがるまで次女と遊ぶ。ぼくの椅子の膝の上に座らせてお絵かき。鉛筆三本を手にしながら、長い鉛筆をお父さん、中くらいをお兄さん、一番短いのを赤ちゃんと読んで描くことよりも人形ごっこになっている。テーブルから落としたら「お父さん、捜してきて〜」など。なるほどだんだん家族に見えてくる。鉛筆としては、一番短いのが長老だけど。

こないだ、ひさしぶりに眼鏡を変えたら「パバ、めがね2つ持ってるの?」ときいてきた。

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喉の音

夕食時、ご飯を食べているとぼくの椅子の背中の後ろに入り込む長女。後ろからぼくの首のつけ根に耳をあてる。「食べて」と「まって、まだ食べないで」を繰り返す。食べ物を口に運んで、噛んで飲み込む一連の音を聴くのが興味深いらしい。お腹が減っていて次々食べたいときはペースが乱されて、じつは結構うっとうしい。とはいえ、世界広しといえども、ここまで自分の喉周辺に興味をもってくれるのは長女くらいなので、ありがたいことだとなるべく受け入れる。

やがて、次女も真似をしたくて椅子に昇ろうとするけど、二人分のスペースはないのでスペースを取り合いになって、もめる。ぼくの喉周辺のために、姉妹がケンカはしてほしくない。

それにしてもこんなものにも興味を示すなんて。お腹にいた頃って、心臓の鼓動音だけでなく、こういう音も聴こえているのかな。

ビールを飲むと、「パパ、ビール好きだね〜」というので、「大きくなったら飲もうね」と返すと、横から長男が「大きくなったら、父ちゃんに飲み込まれるんだって」と横やりをいれてくる。「ほんとに?」と少し不安そうになって、「うそやろ」と長女。

あと15年ある。その日を待ち焦がれている自分がいる。15年も待ち続けるのかと思うと気が遠くなるけど、今から飲みながら何を話そうか楽しみでならない。

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急にきた場合

息子の歯の生え変わり。早い子は保育園からまわりはぞくぞく抜けるのに、まだ前歯の下の歯しかぬけてなくて少し心配してたけど、ここ一週間くらいで同時多発的にぐらついてきたようで、上の前歯二本が前後にずれたりその隣は抜けたり、すごいことになっている。ガタガタ。大丈夫かなこれはこれで心配になる。あとから整ってくれるんかな。

そして本人は抜けそうで抜けないのは非常に気になるようで、ふと彼をみると大概指でいじってる。気もそぞろ。宿題もサッカーも集中できてないようす。いわんや学校の授業中をや。とはいえ気持ちはわからなくもない。子どものころのぼくも、そんな感じだった気がする。その分、抜けたときの爽快感がでかくもあり。

前歯ガタガタ息子の笑顔、まだ見慣れない。歯を磨いてやるのも痛そうでドキドキする。

早くスッキリしたらいいなぁ。

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大好きなはずなのに

息子、帰宅する。急いでテニスの用意をさせてる。今日は学校で50m走のタイム測定があっり、はじめて理科室に行ったそう。コナンの映画をテレビでやるそうだから、おばあちゃんの家で録画をお願いしたと伝えたら喜んでいる。

50m走は真ん中くらいの速さだったそうだ。昼休みは友人を追っかけまわる遊びをしたらしい。逃げ回る特定の友人をみんなで追いかけるおにごっこの逆。彼も今日は暑くかんじたそうだ。ジャンパーはいらなかったね。

車を走らせてるうちに、元気がどんどんなくなり、もう着くというところで寝る。テニスの開始までは15分しかない。起こすか、15分だけ寝かすか迷ったが、よほど疲れているのだろう、寝かしたままにした。その間にぼくはファミマに腹ごしらえの弁当を買いにいく。腹ペコ。無事送り届けたらたべよう。

テニス教室についたので起こす。いかにもしんどそうだけど、ここまできて欠席はできぬ。しかも振り替えだし。無理やし起こして、ダラダラ歩くのを手を引いて玄関までいく。受付のアシスタントさんが元気が無いので「おやどうした」と声をかけてくれるものの、力のない返事。すでに教室はウォーミングアップがはじまっている。まあここまでくれば、コートに自然といくだろうと彼から離れ、ぼくはいつもの遠くの席に座り、弁当を開ける。

いざ食べようとして息子をみると、内履きを履きながら、泣いている。離れたのがまずかったかな。それとももうすでに教室が始まってておじけづいたか。しかもいつもとは違うメンバーだし。

熱が再発したかもしれないのでおでこに手をやるといつもとおなじ。体調がわるいわけではないらしい。いつもは楽しんで喜んでコートに飛び込んでいるのに、しくしく泣いている。こっちも戸惑う。でも、ここで帰ってしまっては次も足が重くなるかもしれない。心を鬼にして「泣くな、行け。」と突き放す。退路を断たないと、彼も行くか行かないか、迷ったまま泣き続けることになる。

涙が溢れている目でこっちの顔をみて、ぼくが厳しい目をしているのを知り、さらに泣く。振り替えの振り替えにしてもらって、連れて帰ってもいいのかもしれない。心が揺らぐ。アシスタントの方も静観している。

鼻水、というのでトイレに行かせて鼻をかんでこいという。出てきたらスッキリ気分が整うかもしれない。

トイレから出てきて「よし行け」というが、また泣き始めてコートの入り口で立ち尽くす。どんどん練習は進んで次のメニューにいっている。さらに入りづらくなっている。

背中を押すものの、泣いたまま入っていくのもいやだろうから、あまりあせらずに呼吸が整うまで待つことにする。なかなか気分が切り替わらないようで、しばらくしてもまだ泣きやまない。

かわいそうな気になってきたから「どうする?帰ろうか」と水をむけることにする。そしたら少し表情がキリっとなって、首をふり、元気はないもののひとりでコートに中に入っていった。遅れてひとりコートの周りを走り始める。3周くらいして、涙も落ち着いたようだ。

いま、コートのなかで平常に戻った表情で練習している。でも明らかに動きにキレがなく、なかなかボールが返らない。学校でさぞかし燃料を使って、ガス欠なのがわかる。

スポーツの習い事は週末でいいのかもしれない。戻ってきたら、ほめて今日はゆっくり休ませてあげよう。こういう日もあるのだな。