つぶつぶ

「ねえ、パパの一番好きなジュース、何?」(長女)

スーパーで抱っこしながら。ちゃんと考えたことがなかったな。

「ぶどうジュースかな」

「ふーん。わたし、『さらっとしぼったオレンジ』」

暑かったその日に、自転車で公園にママといったときに、長女も次女も買って飲んだようだ。つぶつぶの入っているやつだ。たしかに、あれはおいしい。ぶどうジュースよりも。時代はかわれど、あれはあるね。

蕎麦

息子が友人宅にお泊り。さみしいが、息子が嫌がる蕎麦を妻娘たちと食べに行く。ぼくが以前連れて行き過ぎたせいで、嫌いになってしまった。

少し遠出して、行ったことがない、行ってみたかったお店にいった。タイミングよくすんなり入れたが、注文してからが長い。待つ間お腹が空いたと待ちきれずブーブーいうが「いいお蕎麦だから、そうなんだよ」とあやしながらまつ。「ミッケ」の絵本やルービックキューブでごまかす。

ざるそばをみんな美味しいと食べる。天ぷらも満足気にみんなパクつくから、ぼくは残った海老の尻尾だけ。

店の玄関がずっと開けっ放しになっているが、虫が全く入ってきていない。さすが街中の住宅地である。感心してると、みんなも共感してくる。

帰りの車から、とても大きな満月が見えた。

イタチごっこ

今年は中庭の紅葉の葉っぱ、ミノムシ大量発生でほぼ全ての葉っぱが葉脈以外全滅だったが、頑張って剪定したら、新しい葉っぱが出てきた。

でもまだミノムシは湧いてきて、若い葉に付いている。イタチごっこである。それを朝ひとつひとつムシリ、下に待つメルに投げる。メルはパクっとすぐさま飲み込む。地味なこの作業も、メルがいるお陰で救われる。

合鴨の羽根

メルちゃん随分大きくなった。最初につれてきたとき、親指くらいだった羽根も今は30センチくらいになって、バッサバッサ両翼を広げたら迫力ある。

とはいえ、合鴨は飛ばない。飛べないのか。2つの足でペタペタあるくだけ。羽根は何のためにあるのだろう。それがなんとも愛らしい。どきどきするそのバッサバッサの仕草は、テンションが高いときのように思われる。

メガネ

次女が夕食のとき。

「パパの日って終わったっけ?」

「うん、終わったよ」

あらま、という表情になり。

「何もあげてないよね?」

どうだったかな。

ママに聞いたら何もあげてないことがわかり、「じゃ、メガネあげようか」と提案してくれる。

ママが「みんなで作ろう」というと、

すかさず「粘土で?」と反応。

横から息子が「プラ板でな」と入ってくる。このあいだの夏休みの工作で味をしめたか。

ダンボールでもいいけどね」と妻。

みんながそれぞれ作ってくれるそうだ。

次女は根が優しいようだ。

 

長女と次女でぼくの頭が「ハゲ」なのか「そうじゃなくてジョリジョリ」なのかを言い合っている。長女はハゲと豪語。

 

作ったブリの照り焼きは好評であった。

カモの友情

家族で泊まりで遊びにいくので、メルを保育園に預けさせてもらった。保育園にはピコちゃんという姉貴分のカモがいる。前も離れるときはそれはそれは寂しそうな声でお互い鳴きあっねいた。カモは群れで行動する動物。そこには絆が生まれていたのだろう。家族で感動した。

朝保育園について、ピコのケージにメルを話すと、すぐさまくちばしで相手の顔をつつきあって、まるで再会の熱いハグをみているようだった。その勢いで、ピコはメルの毛づくろいもしていた。明らかに、喜んでいる。

人間もおばちゃんが久しぶりに会うと、1メートルくらいの距離でキャーって手を振りあうのをよく見る、あのカモ版。もっとスキンシップが激しい。微笑ましいそんな光景を息子と長女と見てドライブに出発。「カモは賢いですよ」という先生の言葉を思い出す。

帰ってきて、先生にお礼を言いながらメルを回収。「ピコもメルがいるとぜんぜんケージに帰ってこなくて、強気になって二人で遠くまで散歩にずっと行っていた」らしい。カモにも確実に友情はあるようだ。

落ち込む

久々に寝れないくらいつらいことがあった。そんなときは、手を動かしなさいって、香山先生がおっしゃってたな。回復までいつまでかかるかわからんが、そうすることにしよう。メルのための中庭掃除、雑草抜き、洗濯たたむ、アイロンがけ。必要とされてるところで無心に手を動かせばいいんだ。無心は強い。