スイミング

次女のプールを少しだけみることができた。約半年ぶりだ。話には聞いていたが、ヘルパーはもうない。背泳ぎをしていた。上手になっている。身体がまっすぐで、ひとかきするごとにスーッと進んでいる。速いから前の子にすぐにおいつく。そのあと飛び込みをして、クロール。ひとりで普段バスにのり、この練習をして、着替えて、またバスで帰ってくる。たくましくなったものだ。こっちには気づいていない。

彼女がバスで家に到着前にぼくが自転車で家につかなくてはいけない。だから先にでて、必死で坂を上がる。無事にバスより先に家に着けた。バスが家の前で停まり、次女が降りてくる。少しだけ見てたことを伝えると、本人は見つけられなかったけど、他の友だちが気づいていて教えてくれたそうだ。

「上手になっているね」と褒める。

「でも、あれ、ぜんぜんまだ上手じゃないんだって」

クロールが犬かきみたいになっているとコーチからはいわれているらしい。

声は明るい。楽しいのだろう。