なんで

「ねぇ、なんで黒とか茶色のしかしていったらダメなん?」(次女)

お風呂で。学校の髪を結ぶゴムについてだった。

「わたし、このくらいやったんやろ?」

ぼくの膝の上を指して。ぼくの太ももに乗っかっていた頃のエピソードを思い出して。

「太陽って、海に沈むのに、なんで溶けたりしないの?」

長女が海から上がる太陽があるのはなんでか、という質問をして、それを受けて。

「ねえ、百両って、どのくらい?」

風呂上がりに身体を自分で拭きながら。