ウルトラソウル

B'zのライブが限定公開ということで流していたら、"ultra soul"のところで長女が「ウンコでそう?」と空耳していた。そのあと「屁イ!」もいっている。

ぼくが10年ほど前に使っていたiPhoneを次女が引っ張り出してきて、充電してみたらついた。当時の東京ライフの写真が2,000枚ほどライブラリにあって見返すと小さな頃の息子がたくさん写っていた。まだ長女も生まれていない。北海道、青森、沖縄など旅行もしているし、近場も含めて毎週のようにどこかにいったり、いろんな友だちに会っている。小さな頃の自分がかわいいらしい。きっと二人があえばいいお兄ちゃんとしてお世話をするのだろう。

銀座の歩行者天国を雨の中長靴を脱いで裸足になったことや、冬の北海道が寒くてご飯を食べる店に入ったこととか、断片的にはその瞬間の思い出があるらしい。

長女と次女が下の和室でwii fitをやっていて、息子はぼくらと一緒にダイニングで写真をみている。「おまえだけで、いろいろ行っているんだぞ」というと頷きながら「あいつら聞いてたら『わたしもいきたい〜』いうもんね」とこのタイミングを選んでぼくがいうことを理解していた。いまはもう、申し訳ないが北海道も沖縄も簡単には連れていけない。

妻から「このころ楽しかったな」という言葉が口からでる。たしかに人間関係も多士済々で多様だったし、いろんな活動をして、毎日が刺激的だった。20代と30代前半を満喫するにはぼくたちには東京があっていたのだろう。