サファリパーク

「鳥はおならするの?」(長女)

家に帰ると、長女がベランダから崖の向こうの山を双眼鏡で除くと、そこには動く大きな黒い影とハリネズミらしきものを見つけたという報告がった。近くの崖にはキジがまた登場してくれたらしい。大きな影はクマだという。

次女が「クマ、ここまでこないかな」と怯えている。「こないよ」と返すとニコッと笑顔に戻る。

中庭にはときどきツバメが一匹やってきて、また去っていくらしい。巣をつくる場所の下見かもしれない。みんなできないか、楽しみにしている。

双眼鏡は昔、母が小学生のぼくに買ってくれたものだ。ケースに名前がしっかり買いてある。当時は立派なものだったのだろう。ぼくは夢中になったという記憶は残念ながらないが、孫たちがかわりばんこで除いておばあちゃんも草葉の陰から喜んでいることだろう。この長寿命、ローテクバンザイである。

次女は久しぶりに保育園にいった。ここ最近ずっと咳がつづいているが、病院に行って薬をもったせいで少し良くなった。近所のパパに公園につれてもらった。

息子から「屋根をつくってくれてありがとう」とお礼を言われる。屋根にでて太陽を浴びるのが気持ちいいそうだ。ドラクエ2を引き続きしているが、読書は家にある『坊っちゃん』を読み終え、『吾輩は猫である』を読み始めたそうだ。これも、ぼくの父がもともとは買ったもの。