きりかえ

アンちゃんとの別れで、泣いたのは次女であった。もうそれはそれは号泣で、車を追いかける勢いで、ずっと大声で泣いていた。たしかにアンちゃんと一緒のときの次女は親といるより大人しく、甘えんぼうで、穏やかだった。ぼくより、ワガママを受け止めたり流したりの返しがうまいとおもうことが何度もあった。

長女は別れをどこかで受け入れたようで、別れ際は泣かなかったそうだ。

いずれにせよ、ピュアでひたむきで面倒見がよく、家事をしてくれるアンちゃんを家族全員が大好きになった数日間であった。

次女は保育園へ送る車の中で少し切り替えられたようだ。でも保育園での別れ際にまた悲しくなっている。先生にお伝えして、あまやかしてもらう。