鴨のメルちゃん

我が家に先月から家族が増えた。念願の鴨のヒナ。この1ヶ月弱でもずいぶん大きくなった。最初の日は2回脱走して肝を冷やした。少しずつ慣れてきて、今日は一人で抱っこできた。布団にくるんで腕の中でしばらく抱いていると、まぶたを時々閉じる。ほんのり温かい。

名前はぼくが提案した「メルシー」になった。長女は「がーちゃん」、次女は「ぴーちゃん」を主張して折り合いがつかなかったから。通称メルちゃん。

2階のダイニングでぼくが抱っこしていると、風呂上がりの長女次女、宿題をやっていた息子が3人で囲む。息子が顔を近づけて「メル、あーん」と口を大きくあけると、ちょっとの間のあと、なんとメルも大きく口を開けた。みんなから感嘆の声があがる。

赤ちゃんや動物相手の、こういうときの息子の心を通わせるコミュニケーションにはほんとに関心する。ぼくには真似できない。口調も実に優しい。

明日も抱っこするのが楽しみでならない。