お見事

息子が4年目にしてはじめて、意外にも夏休みの宿題を事前に終わらせた。1年生のとき、提出日の前日に午前さまで、目をこすりながら、泣きながら自由研究を終わらせていたことにくらべたら、ずいぶん進歩したものだ。ぼく自身も小学校のときは直前派だったので、我が一家にとっては快挙といっていいくらい珍しいこと。今年は親もあまりヤカマシクいわなかった。大きくなったのだし、それでいいのだ。宿題は「自分のためにある。」そればかりをいっていた。

はじめて味わうこの精神的余裕と自由なかんじ。いいもんだなぁ。これを知らずに育ったのは、ずいぶん損をしていた気になる。

正確には工作と夜空の観察がまだ残っている。でもこの2つはほっといてもやるだろう。

工作は家の改修工事で出た木材の端材でつくる自分のための読書椅子になった。もうすこしやりたいことがのこっているようだ。手すりをつけたり、背もたれをつけたり、釘で固定したり。

サッカー特別教室にクルーズ体験に、残りの夏休みもイベントがいろいろつづく。昆虫採集もまた行きたいというだろう。図書館で借りたい本もたくさんあるだろう。

これらをのびのび満喫できる。息子の背中に翼が見える。なによりだ。