かけひき

馬もスイミングも辞めた次女。新しいことをやりたいのかというと「いい」。ぼくの懐事情を気にしてくれているのか。ほんとにないのか。

だったら、本を買ってあげようというと、いくつかあるようだ。その話を寝床でしてたら、「わたしも」と横から長女。

「わたしのスイミングがんばった記念なのに、なんで?」と疑問呈する次女。「いいじゃんいっしょに」とぼくが二人に買うこと提案すると、「なら、反対のときはわたしも姉の記念に便乗するからね」という旨の次女の発言。

「なら、いい」と長女なぜか引く。「お金返して」とぼくに矛先がむく。