こども部屋

息子が中学生になったら、はなれに部屋を持つのがいいんじゃないかと妻。寝るのも着替えるのも勉強するのもあっちの部屋で過ごせるようにしたらどうかと。いよいよそうかもしれない。

そのことを息子に提案すると、「べつにいまのままでいいけど。」とそこまで乗り気ではない。

昔、東京の友人が実家暮らしを続けていて、彼女は「実家を出ていく理由がない。楽だし、自由だし。」とケロっといっていたのが印象的だった。ぼくが一人暮らしを早くしたくて飛び出したかったから。彼女みたいな素敵な女性が育つ家庭はそういうものなのかと感心したものだ。

息子の反応を聞いて、友人の顔を思い浮かべて、少しほっとした。もちろん、息子は窮屈なこともあるだろうけど、まだはなれに「飛び出したい」ほどではないようだ。単に環境の変化がめんどくさいだけかもしれないが。