やってあげちゃう

二人の息子の母である知人の「男の子は、こういっちゃあれだけど、だらしない。でもついやってあげちゃうでしょ。それが、女に頼らなきゃダメな大人の男を生む」という言葉がズシンときた。

「それが、女の人がいないとダメな男になる。」

そうやって、家事育児はじめご家庭での負荷が母側にかかる。しかも共働き。母は子どもと旦那の両方の面倒を見ながら働かなくてはいけない。

「男は仕事で突っ走ってもらえればいいけど、母は子どもができたら、仕事を諦めなきゃいけない。社会はフラットでは決してない。その現実を女の子は知った上で学校や部活、仕事選びをしたほうがいいし、男の子はそういうことになっていることを知らなくてはいけない。」という。

「もう大人になった男性はダメ。考え方はもう変えられないから。大事なのは男子。」

そのとおりだとおもう。単なる機会均等とか、平等ではダメなのだ。むしろ彼女は『平等だと思い込んで頑張ってきた。だから大人になってからその現実に気づき、つらくなった。」そうだ。

「わたしたちの親の世代の女性はがんばって、機会の平等を勝ち取った。でも、実はまだ平等ではない。別のしわ寄せと辛さを生んでいる。」

根は深い。