「パパ、(わたしが)大きくなったら、さみしい?」(次女)
「いいや、寂しくないよ。元気に大きくなってくれたらうれしいよ。でもね、結婚したら、寂しいな」
「なんで?」
「一緒に住めなくなるでしょ」
「なんで?」
「ママのこと、考えてごらん。ママはママのパパやママと、一緒に住んでないでしょ、パパと一緒に住んでるでしょ。結婚したら、その人と一緒にすむんだ。」
「ふうん」
「寂しかったら、どうしたらいいかな」
なんてこたえよう。考えている様子。
「写真、飾っておけばいいよ。小さいころの」
期待していた答えとちがう。
「ほかには?」
「わかんないな」
がまんしきれず、いう。
「とどきどき、あそびにきてよ。子どもできたら、連れて。」
「わかった」
今日は雪がしんしんと降っていた。保育園からの徒歩の帰り道、道に積もった雪を最初は楽しく遊びながらゆっくり歩を進めていた。水がでている融雪装置に気づく。
「雪が降ったら、道路って噴水になるんだね。」
ひとつひとつの水が吹き出る口を塞ぎながら歩く。
しばらくして、足が冷たくなったのか、寒くて早くおうちにつきたくなったのか「抱っこ」と両手を広げる。
今日の表現会でがんばったことを褒めながら歩く。そのときに、出た質問。