抹茶アイス

長女と街中に教育にまつわるランチ会があり赴く。行きしな、随分むかし、妻や友だちとよくいった街中の商店街の端っこにある抹茶アイス屋がまだあったのでその話をしたら、ランチの後「食べたい」というので買ってあげる。抹茶とバニラのミックス。同じ味だった。ほぼ大人だけの会だけどがんばったご褒美。

ラグビー

ラグビーサッカー日本代表のワールドカップでの快進撃。次女が「なんでニッポン勝つの?」と訊くので「がんばってるからね。」と応える。

少し考えてから、「じゃぁ、ロシアって、がんばってないの?」と返ってくる。

聞いてた息子も長女も一緒になって笑いがこぼれる。次女はなんで笑いが起こったのか理解できない様子。うかつに応えてはいけない。

次女を寝かしつけるとき、右手と左手、それぞれをつないだ。いつもは気づかなかったけど、指がずいぶんスラッと伸びて、手が大きくなっている。目隠しして握られたら、長女だと勘違いするかもしれない。少しずつだから見逃しているけど、ちゃんと大きくなっているんだ。

もりだくさん

今日は他にも盛りだくさんで、妻に任せたイベントも3つ。一つは朝の町会の一斉清掃と、もう一つはご近所さん有志で企画したハロウィン。ハロウィンは保育園が一緒のご近所さんでこじんまりとやるのかと思いきや、総勢50人くらいになっていた。各家を回ってお菓子をもらう。ぼくも我が家に来た子にあげる。長女は紫色の、次女は赤色の悪魔ドレスに身を包み、顔にはタトゥーシール、頭にはとんがり帽子ですっかりなりきっていた。息子も頭にヨーダの毛糸の帽子で同級生と各家を回っていた。天気もよく、盛り上がっていた。最後は長女と次女を公園に連れていってどんぐり拾い。

その後息子は同級生と一緒にトンボ、カマキリ、バッタ、ナメクジをたくさん捕まえてメルにあげていた。メルは息子の「メルこっちこっち」に健気についていく。同級生を迎えにきたママが鴨を見つけて「鴨飼ってるなんて衝撃なんですけど」といいながら、カワイイと言ってくれた。

夜はぼくのバスケに県の総合体育館がたまたま会場だったので妻も子どもたちも一緒のにきて、彼らはキャットウォークを走り込んでいた。帰宅後、息子は図書館から借りてきた「ぼくらシリーズ」の新作の本を1時間半ほどで1冊読んでいた。こういうときだけ、集中力はすごい。すこぶる面白かったそうで「父ちゃんも読んでね」とお願いされて寝床に行った。

親子サッカー

長女が普段通うサッカー教室の、親子サッカーイベントに参加。最近ぼくのバスケの時間と重なるのでなかなか見に行くことができていなかったので、ちょうどよい。これまでギャラリーから見てるだけの「ゲーム」を体験。各人番号を振られ、2つのチームに分かれて、ゴール前で手を繋ぐ。番号を呼ばれた人がピッチに飛び出し、試合をする。呼ばれない人は手を繋いだままキーパーとしてゴールを守るというもの。

長女とぼくは8番。いつ呼ばれるかとドキドキしながら、呼ばれたらピッチで頑張る。長男のときから毎週何度も見てきたが、実際やってみるとずっと楽しいものなのだな。長女も少しずつ上達しているようだ。プレーのひとつひとつがひたむきて積極的である。コーチからは「空いてるスペースをみるけるのがうまい」と褒められていた。ドリブル、パス練習、休憩。終始一緒にやって、何もないときも手をつないでくる。いい時間であった。

寄席

近所の大学で学園祭があって、落語寄席があったので息子と行く。大阪の二人旅行でなんばグランド花月にいって、ゲラゲラ笑っていたから、たぶん好きだろうと思って誘った。天気もいいので自転車でツーリング。

会場は30名ほど。息子は一番前に座る。落語は古典落語の「転失気」など。ゲラゲラ笑っている。子どもは息子以外いない。

マジシャンからちょうど良かったのだろう、立たされて名前を聞かれ、トランプやロープを使ったもので助手のように使ってくれる。トランプの枚数を数えたり、ロープに「ちぎれろ」と叫んだり。会場からも拍手をもらっていた。

寄席は息子と共通で楽しめることの一つなのかもしれない。会場は高齢者がやはり多かった。無料でこれは贅沢だ。ぼくも毎年の楽しみにしながら、歳を重ねてゆくのかもしれない。帰りの自転車を漕ぐ姿をみながら、ずいぶん大きくなったものだと改めて実感した。少年である。

なりきり姫

長女と次女はスーパーボールで遊んだり、壁にお絵かきしたりで、ぼくより遅れて風呂から上がる。ぼくはナポリタンを仕上げる必要があり、「あがる」と言われたタイミングですぐには拭けにいけない。

「自分で拭いて」というと今日は素直におのおのバスタオルに身体を包んだ。長女は白色、次女は青色。ご機嫌である。

次女が「わたし、ミナミセナ。」と名乗り初める。どうやらお姫様になりきっているようだ。

長女が「一緒にランチ行きましょう。今日は高級ナポリタン。」と続く。

次女が「今日のご飯何?」とぼくに尋ねてきて「ナポリタン」と応えると、それなら良し、という顔になり「行きましょう」と長女に返している。

「わたし、お金持ちなの。お金、マイナスくらいもってるの。お城も世界で一番大きいの。部屋もたくさんあって、お客さん無限人来ても大丈夫よ。」と次女。欲望丸出しである。マイナスの概念には誤解があるようだ。

「わたしのお城は世界で一番小さいの」と長女。「でも中にはいるととっても大きいの」と続ける。彼女は控えめな中に欲望がある。

「お金持ってる?」と次女。

「うん、1円。」

「え。1円しかないの。」

「そうよ。」

「わたし、お金はたくさんもってるけど、お姫様だからお金は使わなくてもなんでも食べられるの。あなた、ナポリタンは500円よ。どうするの。」

「ママが払ってくれるのよ。」

「そうなんだ。行きましょう」

無限にあるなら、おごってあげなよとツッコミを入れたくなるけど、仲睦まじくやってるからそのままにしておいた。

落ち着いたあと、ナポリタンもできたから洗面所にいき、彼女たちのドライヤーで髪を乾かしにいく。

今夜はケンカもなく、テンション高くキャッキャやっている。寝床に行っても、今日は妹と寝るからとパパは「行っていい」とお役御免になった。次女に絵本を呼んであげている。何回も読んだ「もぐらバス」と「ひとりでおつかい」。