くまさん

半袖で寝てたら、朝寒くて起きるくらいになった。

いよいよ回覧板で「熊が夕方出ますので、公園で子どもたちが遊んでいたら早く帰るようにいいましょう」とお触れが出た。同じ町会を歩いてらっしゃるらしい。

もしもあったら、ぜった背中を見せないで、目を合わせたまま、後ろに下がるように子どもたちと会話。真剣な眼差しで聞く。山形の農家さんから教えてもらったこと。背中を見せたらやられるらしい。「鉄砲もってたら、やっつけられるのにな」と長男。

「水鉄砲もってるから、だいじょぶやね」と次女が応じる。有事にほんとにそう思い込んだらまずいかなと、「水鉄砲じゃ、やっつけられないんじゃないかな」といちろう事実を伝えても、「大丈夫だね、鉄砲だもん。」と伝わらず。まぁ、ほんものの鉄砲を知らない世の中であるほうがいいしそれ以上はいわず。