あさがお

朝顔が終盤を迎えている。葉も増えず、ツルも伸びず、咲く花の数が減って、葉っぱの色が薄くなり、生命力も日に日になくなっていっている。
今年初めて2階までネットをはって、種を植えた。芽が出て、どこまで伸びるかなと期待しながら毎日眺めていたのは楽しみだった。6株くらいのうち、1株は2階の屋根の直ぐそばまで伸びてくれた。

妻はプランターが浅いから伸びないし茂るのに限界があると言っていた。図書館とか、他の家を眺めたところ、確かに倍くらいある立派なものだ。来年はケチらずにそうしよ。

咲かなくなったあとは、種がなる。せっせと息子が集めている。種を残して次世代を作ることが、自分の人生より大事になる。朝顔も同じなのだ。

今朝は二つの深い紫色の花が咲いていた。花びらはシルクのように分厚く立派で、今年一番の美しさだった。