ありのまま

最近の次女の天然ぶり。おしゃべりで思ったことを口にできるようになって、みたまんま、かんじたまんまがフィルターを通さずにそのままでてくる。

 

寝床で寝かしつけているとき。

夕食で変なカフェインでも入れちゃったかというくらい、寝つかない。そそくさと寝息をたてる長女の脇でずっとしゃべったりゴロゴロしている。

「そろそろお口とおめめ、チャックして寝ようね」と言うと静かになる。

10秒後、「あ〜すぐにお口とおめめ、ひらいちゃうんだよね〜」とまた喋りだす。

 

朝、長女と一緒に地球儀を回しているとき。

長女からここがおうちだよ、と教えてもらって「そうなんだ」といいながらまたクルクルまわしながら「保育園は、どこかしらね」。

「だから〜、おうちといっしょ」と、長女がじれったそうに返す。

次女にしたら、地球はおうちと保育園、あとおじいちゃんとおばあちゃんの家くらいなのでムリもない。一方長女は世界がもう少し広いことは分かっているということなんだな。

 

夜、また寝かしつけるとき。絵本を読んでというので選んできた本を読む。「あらしのよるに」のシリーズで、オオカミとヤギの友情の話。お腹が減ったオオカミが友だちのヤギを襲って食べてしまいたくなる場面で「ヤギの匂いがすごくいい」というくだりがあったので「嗅いでみたい」と本に鼻をすりつけてヤギの匂いを嗅いで「いい匂いがした」という。ちなみにオオカミも同じ匂いがするとのこと、そりゃそうだ。

もう一冊。ミッキーとグーフィーの出てくる「かえるさんとおいかけっこ」という本。ぴょんぴょん跳ぶカエルにミッキーとグーフィーが手を焼く話。「カエルって、虫だよ」と教えてくれる。

「いや、カエルは虫じゃないんだな。両生類っていうやつ。」

「ううん、虫だよ」

「虫じゃ、ないんだな〜」

「なんで?」

「カエルには、骨と肉があるでしょ。虫には骨はなんだね。」

「なんで?」

出た、なんでだろ攻撃。答えに窮する。わからない。

「う〜ん。虫は飛ぶとき、羽根を使うでしょ。カエルは羽根がないでしょ、それでも跳ぶときって、骨と肉がないと力がでないんじゃないかな」

「ふーん」

ひとまずなんで攻撃は止んだけど、あとあと考えたらバッタは骨と肉がなくてもカエルくらい「跳ぶ」し、羽根を使って「飛ぶ」。そうとは限らない。骨がないなら、カニも虫になってしまうし。うかつであった。適当な説明をするくらいなら、流せばよかった。カエルが虫じゃないと気づかせるのは、別に今じゃなくてもよかったな。勉強して今度訂正しよ。