子どもたちへ。〇〇してはいけない、みたいな言い方はパパはしたくないけど、今日は一つだけ。どんな人生であれ、他人の人生を、見下したり、バカにしては絶対にいけません。理解できないこともあるでしょう。でも、理解しようとする姿勢はもつ人間になってくれたらうれしいです。
当たり前のことです。だけど、年齢を重ねると、むずかしいそうです。
もちろん、君たちがどんな人生を歩もうと、少なくとも、親であるパパは絶対にそれを理解しようとします。
長女の将来の夢が「学校の先生」に変わった。担任の先生をみて素敵だなと思ったのだろう。
「黒板も、書いてみたい」
あのクレヨンみたいなのは何だというから「チョークっていうんだ」と教えてあげた。
「先生にお願いしたらいいじゃん。」
「ダメだよ。」
横から息子が「何度も黒板、書いたことあるけど」というと「えっ」と声を上げて驚いていた。
今日は自習の時間があって、ずっとまっすぐな線を描いていたそうだ。静かにできたという。
参観日に行ったとき。
真っ直ぐな目で、しっかり先生の言うことを聞いて、大きな声で「あいうえお」と教科書を両手でもって読んでいた。ひたむきで真面目そのものが現れていた。
学校を楽しみ、先生に憧れ、順調に小学校生活をスタートしてくれてうれしいね。
こないだ「保育園にもう戻れないの?」と言っていたけど。
次女が少しずつ、ひらがなを書き始めた。
一昨日、はじめて自分の名前をかいてた。長女の名前も書けたそうだ。「パパの名前も書いてあげるね」と誇らしげである。
とはいえ、まだ読めないのも大半だ。でも本人は書けたつもりになっていて、楽しそうだ。
今朝は、かつての保育園の担任の先生にお手紙のお返事を自ら進んで書きはじめた。
冒頭で、「せんせいえ」と書く。
迷ったけど、「だれだれに、のときは『え』じゃなくて『へ』になるんだ」と一応指摘する。せっかく書けるようになった「え」を書いて意気揚々としているところに言うのは憚られる
「えっ?!」
驚きの声。
「何って?」
全く意味のわからないというリアクリョン。そりゃそうだよな。
こちらも理由もよくわからないから、同じ説明をこちらも繰り返すことになる。なんども「え?!」が返ってくる。なんて説明したら、うまく伝わるのだろう。
まあ、まだいっか。
天気すこぶるいいので、出張前であまり時間がなかったけど、自転車で次女を送ることにした。ぼくが自転車にまたがって、次女が首からぼくにぶら下がる。片手で次女を抱えながら、ゆっくり漕いで行く。
この新スタイル、すこぶる楽しかったようで、大階段を登りきったあともまたそれがいいということで、階段以外全部だっこちゃん状態。自転車ごと階段登った甲斐があった。
保育園ついたら友だちに「今日自転車できた」とすぐさま話したそうなかんじ。
ぼくも早く家に戻れて一石二鳥。
途中、キジの鳴き声がした。
「保育園の庭にも、キジいたよ。」
綺麗な色をしてたというから、どうやらオスが出没したらしい。
「動物園で、孔雀が羽根を広げたでしょ、あれも、オスが『結婚して』っていってるんだよ」
「へぇ。人間と結婚したいんだね」
ぼくの肩越しに海まで見えたはずた。この景色、大きくなってても覚えててくれたら嬉しいね。
動物園にいった。全部みてまわってから、もし一つなれるとしたら、どの動物になりたい?
と子どもたちに聞いたら、息子はホワイトタイガー、長女は赤いインコ、次女はナラ(メスライオン)であった。妻は同い年のゾウ。ぼくはキリンである。
三人ともウサギを膝に乗せ、インコを手に乗せた。みな実に優しい笑顔をしていた。買ってあげたくなる。
エミューは子育てをオスしかしないらしい。レッサーパンダのオスは子作りだけして、あとは全く子育てせず自由にしてるらしい。チンパンジーは群れで生活して、叩いてしつけをちゃんとするらしい。我が子でなくても、怒るらしい。近所のオッサンに怒られるというやつ。それで群れの秩序が保たれる。
一方で人間の子どもはどんどん怒られなくなっている。