読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

日曜朝のルーティン

テレビを見に、山を降りる毎週日曜日。

心ある友人から息子に授けられたドラゴンボールの愛蔵版全34巻。ここ1ヶ月、この坊主の頭はそれだけになり、いま7周目の第2巻だそう。

寝ても覚めてもとにかく読みたくてしょうがなくて、親に宿題やったと嘘をついて、ノートは真っ白、しびれをきらした学校の先生から保護者への電話で発覚。それはそれは修羅場になったりいろいろあったけど、まぁたしかに読みだしたら、親も止まらない。

いったい何周するんだろ。最後まで読破した頃には、1巻の内容、もう忘れてるのかな。

お勉強そっちのけの代償はでかく、九九が覚えられず、完全に落ちこぼれらしい。先生から「全部合格しないと冬休みないよ!」とおどされても、チャラヘッチャラで、今日もオッスおら悟空に没入しておる。でも掛け算わからないと、界王拳◯倍のすごさって、わからないはずなんだけどな。

やがて、学校で新しいアニメシリーズをしているらしいと聞きつけてくる。

我が家は5年前にテレビをなくしたので、視れない。でもこればっかりは諦めがつかないようだ。親を恨みかねん。どうしましょ、となって、これまた心あるパパママ友から「我が家に見に来たら?」のご提案。

そのおうちまでは片道徒歩30分で、我が家がある山を降りる必要がある。ただし、「送り迎えはなしね、みたければ自分の足で来ること」がパパママ友から出された条件。

いい企画だな。その距離を1人で行き来したことはない。どうするか聞くと、迷わず「行く!」となって、初回は一緒にいってみる。道中もうテンション上がりまくって、そんなにあわてなくても間に合うのに、走る走る。次回はちゃんと1人で行って帰ってこれた。

にしても、今のテレビのドラゴンボールベジータがスーツきてたり、スーパーサイヤ人がインフレしてたり、もうその世界観からしてう~ん、なかんじ。贈ってくれた友人には「名作は原典にまず触れろ」の意図もあったそうな。そのとおりだな、ありがたい。

テレビを見るために誰かのうちにいくって、父ちゃんもしたことない。帰ってきた坊主にきくと、番組が視れたことだけでなく、リアルタイムに友達とワイワイ一緒に見れたのが楽しかったよう。

今はポチッとでなんとでもなる世の中、小さい頃くらいアナログで、フィジカルな体験を重ねてほしいな。

父ちゃんもイヤガラセでテレビをなくしたわけじゃない。