星の王子さま

サンテュグ・ジュペリの『星の王子さま』は、戦時中に出版された。ひとつの星に一人ずつにした設定。そして空に消えた。悲しみ、残酷さ、大人の判断の愚かさ。それが凝縮された渦中に、こういう不朽の傑作が生まれる。逆境は糧になる証。人類の希望。原作はもっと長いらしい。フルでいま一度じっくり読みたい。