「ねえ、パパ、べんぴになったこと、ある？」（長女）
お風呂で。
「あまりないけど、海外に旅行にいったときとか、なったとき、あるよ。アジアとか。」
そこから質問攻めにあう。どこの国にいったのか、いつか、だれとか、何人でか、なんで海外だとなるのか。
「大学のとき、友だちと」
「先生もいったの？学校の旅行？」
「ううん、友だちだけ」
「先生、いかないの？」
「うん、大学生になるとね。先生はいかない。あ、でもチバ先生といったこと、あるね。韓国。なつかしいね」
「便秘になった？」
こちらは韓国での焼き肉や麦酒の楽しい思い出に思いを馳せていた。その質問が来ると予想していたが甘かった。彼女からすれば海外旅行はすなわち便秘、という方程式が出来あがってしまったようだ。
