パパにはいいにくい

「今日はどっち?」(次女)

朝。保育園をパパとママのどちらが送るかという質問。今日は久しぶりにぼくの番であるが、長女を小学校に送ってきて家に戻ると、妻から告白された。

「パパが送りだと、『おはようを言いなさい』といわれるのがいやなんだって。恥ずかしくて声が小さくなるから。」

たしかに毎回ぼくが送るときは、先生や保護者の方に挨拶するように口うるさくいったり、つないでる手をブルブルっとやって合図をして促していたが、それがプレッシャーだったらしい。いまにはじまったことではないから、何年もずっと気が重かったのだと知る。

それを妻からぼくが説明している横で、申し訳なさそうに顔を曇らせている次女。ぼくにずいぶん気を使っていたのだろう。

反省してやめることにした今朝。よく知ってる先生には自分から小さな声でやっていた。挨拶が大事なのは伝わっているのだろう。

久しぶりの晴れ間だったので、自転車に乗せて行くことにして家を出たが、しばらくしたら付近で厚い雲が上にきて、パラパラと雨が落ちてきた。「こりゃまずいね」と引き返そうとしたら「えー」っと残念そうな声をあげたから攻めてみようとまた踵を返して保育園に向かうが、ゴミ捨て場の近くにきたくらいで今度はザーっと強い雨が降ってくる。これはまずいと近くの車庫で雨宿りを5分ほどさせてもらう。雨脚が弱まってから家にもどる。

「雨あがってきたね。よかったね」と次女。

上がったので再度自転車で行くかと迷ったが、車で行くことにした。