お風呂で

 今日のお風呂での会話。

長女が自分を好きと言ってきた男の子について。

その男の子は質問形式で長女に「おれの好きな子、男だと思う?女だと思う?」とか「1年1組だと思う?3組だと思う?」といった2択をひたすら投げかけてきたそうだ。前にも告白されているから、長女は途中から自分だろうなと目星がついたらしく、あえて全部反対を選んだそうだ。するとその男の子は「ちがうし」と返しながら、だんだん我慢できなくなって長女だと口を割ったらしい。

長女が誰を好きか訊かれたか気になったが、その質問はなかったみたい。悩んでいたから「ナイショでいい」とアドバイス

今日体育の時間で、歩いていたらラダーに足を躓いて転んで膝と手を打ったらしい。「あ、アザになってる」と膝と肘を手をしげしげとみている。「膝にもアザって、できるんだ。スネにできるんだと思ってた。」

泣きそうになったけど、恥ずかしいから食いしばって我慢したそうだ。

 

次女は湯船でぼくのスネにアザをみつける。

「どうしたの?」

お兄ちゃんが小さいときに、彼を抱っこしながら東京の清澄公園を散歩していたら、鉄の低いバーがあるのに気づかずスネを強打して転んだときについたものだ。地味に本当に痛かった。

その話をすると「かわいそ。」と一言。

そういえば、あの散歩のときに、ホームレスのおばあちゃんに「うるせー。あっちいけ」と遊んでた息子が言われてびっくりしたっけ。

 

現時点の将来何になりたいかの報告。

長女は「医師か助産師」で、次女は「キャビンアテンダントか、人魚か、人の手助け」。長女は「人魚て」とつっこむが、次女には違和感がない。2歳差だけど、ファンタジーの世界にいるかいないかの差がある。むかしも書いた、次女を好きな男の子が「なら、おれパイロットになる」というエピソードを長女も覚えていてぶり返す。それを受けて"I am a pilot"と最近出てきた公文の例文を長女が発声。

 

次女の身体を洗うとき、膝小僧の皮が向けていて「洗わないで」と言われた矢先に、泡のついたぼくの手が一瞬早く彼女の膝小僧を駆け抜け「きゃー」っと声をあげてヒヤッとしたが、すぐに笑いに変わって泣くことはなかった。たくましくなったものだ。