はじめての自分の本

長女がはじめて自分のお金で本を買った。『おしりたんてい』。1000円。

息子のプールの同じ建物には、本屋もあって、帰りしなに選んで買っていた。その後ファミレスに行った。食べ終わったあと、次女が食べ終わるまでに読もうとしていたけど、息子が「かして」と割り込んできて、先に読んでしまった。ずっと長女は「早く読んで返して」といっていたけど、息子はのらりくらり最後まで返さなかった。ぼくは我慢してことの成り行きを静観する。兄ってそんなものなのかもしれない。その間、手持ち無沙汰の長女がぼくに「じゃんけんぽいぽいをしよう」と誘うので付き合う。2回ほどやって、また「早く読んで」と催促するがまだ息子は終わらない。

息子が最後まで読んで、ようやく自分のところに返ってきたときは次女も食べ終わり、もう出る時間になってしまって、ふてくされていた。「ありがとう。優しいね」と褒めてあげる。

家でお風呂に入って葉を磨いたあと、ようやく読み始めることができて、集中を切らさずに最後まで読破。

息子と同じように、長女も本好きになりそうだ。