おどろかしたい

次女がドラえもんの塗り絵をやっている。はみださないように、丁寧に塗るところに彼女の性格が出ている。パジャマもきれいにたたもうとする几帳面なところがある。

最後に目を塗るところで、横から茶々を入れていた長女がトイレにいく。トイレから「できたらみせてね」と叫んでいる。そこで、次女はこれまで実際の色に忠実に塗っていたにもかかわらず、目を赤色に塗りはじめた。こらえきれず笑い声を出しながら、「これをみたらお姉ちゃんびっくりするぞ〜」と楽しそうだ。自分がうまく描くことより、他人を喜ばせることに舵を切ることもできるんだな。

真っ赤な目をしたドラえもんをトイレに持っていって、目論見どおりお姉ちゃんがびっくりして、二人で大きな声をあげていた。