あわただしい一日

上生菓子、やっぱうまいぞ」(息子)

こないだの日曜日、息子はもりだくさんで、午前は宿題の一行日記をやって、公文をやって、午後は炎天下で夏休みの工作のオリジナル椅子をヘトヘトになりながらトンカチで作って、そのあとサッカー。

宿題のとき、「和菓子のあんこ食いたい、こしあん」といいはじめた。和菓子を具体的にご所望したのは初めて。頭が糖分求めてるのか。

工作での出来事。

椅子の座面の手すりの部材を固定させるとき。釘が曲がって打っても打っても埋まらず、かといって、もう5センチくらいある部材の真ん中くらいまでは到達しているから、いまさら抜くことももはやできず、にっちもさっちもいかなくなる。息子、心が折れかける。「つかれた。あんこ食いたい」と再リクエスト。

椅子の座面だし、このまま出っ張ったまま立ち往生させるわけにもいかない。しかたがないので釘を曲げて、部材に埋め込むことにした。ぼくも手伝う。すこし座面をトンカチで傷つけてしまった。「ありゃ〜」と残念そう。申し訳ない。

それでも、新たな釘を打ち付けて、手すりはなんとか固定されるが、肘を乗せるとまだぐらつく。部材の断面が直角に切れてないから、すぐに斜めに傾いてしまう。そこで、補助する部材を新たに裏打ちすることにする。釘を打ちながら、「父ちゃん、この手摺の高さ、何で決めたかわかる?」と聞いてくる。「テキトウに決めたんじゃ、ないの?」と返すと、「いや、そこにあるキャンプの椅子の手すりと同じ高さにしてん。」とのこと。ちゃんと考えたのだな。

補助部材が2箇所打ち付けられると、精度はさておき、手すりとしてまぁ機能しそうで息子も満足気であった。

そのあと、サッカーの着替えをさせた後、念願の和菓子屋に行く。すきなこしあんのお菓子を食べて、これまた満足気である。和菓子の美味しさは、先日の小学校での和菓子づくり体験で味をしめたらしい。

サッカーではいつになく絶好調で、ゲームで2点を決めた。家に帰って嬉しそうに妻に報告している。妻から、ベランダにクワガタのメスがいると教えてもらって捕獲する。ノコギリクワガタで、オスは既にいるから、これでペアになる。今日一日まるで頑張ったご褒美のようだ。

「朽木、買ってこなきゃ。」

クワガタは土でなく、朽木に卵を生むことを教えてくれる。

久しぶりに寝かしつけのときに腕枕をして寝かしつける。一日を振り返り、「いろいろがんばったな」と褒めると「公文も、自分からやったぞ。もうこれで『自分からやったことない』とは言わせないぞ」と誇らしげであった。