台風くっきんぐ

今日は台風なので、遠出はせずに近場をちょこちょこ。妻は研修とやらでお出かけ。家で子ども三人の面倒をみる。
夜の息子のサッカーまで午後は時間があったので、長女に声をかけて一緒に肉じゃがつくることに。次女は都合よくお昼寝。


じゃがいも、人参、お味噌汁用のナスを切ってもらう。こないだの保育園の自然体験教室でも発見したのだけど、この子は切り方が実に大胆というか雑というか男らしいというか、よくいえば思い切りがよい。
大きさを揃えたり、切った後きちんと並べたりということにはあまり興味がないらしい。まな板にバラバラと断片が散らばっていく。「ボールに入れたらいいよ」、と横に置くとムギュっとつかんでポイっといれる。人間キッチリ派とザックリ派に分けるなら、キッチンの彼女は後者だ。「食べれればいいじゃん」というかんじ。ぼくに近いものを感じる。ここが似たか。

おかげで普通に戦力になって、料理はサクサク進んだ。

が、「ねぇここ血が出てるよ」の一言。

みたら左手の親指と人差し指の間が浅く切れて血が出ている。ぼくも本人も気付かず見逃してしまったらしい。痛くないのか彼女は冷静で、取り乱したり泣いたりはしない。いつ切ったのだろうね、といいながら絆創膏を貼ってあげる。もっとちゃんとみてればよかったと申し訳ない気持ちになってくる。保護者の保護が泣く。でも「痛い」はお風呂に入ってもなかった。強くなったものだ。

ひとまず、包丁は中断だけどキッチンから離れることはないので、お味噌汁の鍋をかき混ぜてもらったり、味噌をといだりしてもらう。お玉にとった味噌をそのままひっくり返そうとするので、そこは菜箸でゆっくり溶くのだよ、と教える。ここもやはり大胆だ。

 

今朝は彼女が一番早くおきて、寝床にあるピアノを引いてその音色で起きた。両手をつかって、メロディになってきている。そのピアノを引いているキャラと、まな板で包丁をザックザックやる彼女のギャップ。きらいじゃない。
思い切りがいいことはいいことなので、大事にしてあげたい。ポジティブさがないとできないから。
いつもこの日曜日の時間は何してるんだっけか。一緒に料理して過ごすの、いいな。

書いてて思ったけど車を運転するようになったらスピードけっこう出しそうだな、指をちょっと切ったように、車こすったり。そればっかりは安全運転をお願いしたい。

 

今日は台風のおかげで初めて長女と料理した記念日。