父子

息子とは主に「いってらっしゃいとおかえり」だけの関係になっている。あとは叱る時くらい。この年頃の父子なんてそんなもんだろう。部活やら自転車やらで家にまりいない。ワクチン1回目はほぼ副反応がなく練習をフルにこなしたようだ。大きくなったイチジクの鉢を一回り大きいものに代えていた。留守中に彼の部屋を掃除してあげで、こたつテーブルを掃け、テーブルと椅子、収納を新たにセットして整えてあげた。それは気に入ったようだ、

 

世の中をいまいろんな視点でみはじめている。学校の先生や友だちなど、いろんな人と会話して、解釈していく。そのとき、反発したい父の存在など邪魔だ。父のいうことのせいで、フラットにみえなくなって、ほんとうは面白いものも父の像がちらつくから避けるということがあってはかわいそうだ。ぼくにとっての囲碁みたいなもんだ。なので、なるべく距離をおいて見守るようにする。

何事も自分で考えて行動を決められるようにならなくては、どのみち、たかがしれている。親が必死でいざなったところで、いつか夢は醒める。もっとも、父から世の中を楽しむ機会、世界や人生の解釈は概ね小学校までの間に伝えてある。