赤と青

「赤と青って、ダサいと思わんの?」

「10万キロって、こっからどのくらい?」(長女)

ぼくが聖火のトーチキスの仕事に関わることになり、水色のキャップと真っ赤なスタッフ用のビブス、しかも「3密回避!」など黒文字でデカデカとかかれたものを持って帰ると家族みんなから一斉に「ダサい!」の非難を浴びる。

「いいじゃんべつに」というと、真剣に受け取ったのだろう、軽蔑した表情になり、上の質問。ぼくの「センス」に対する信頼を失ったようだ。「パパにはわからない」という言葉がその後の長女の口からぼくにその後ちらほら出るようになってしまった。これからはぼくが「かわいいね、それ」というと彼女にとっては喜ばしくないことになりそうだ。とほほである。

次の日、車で小学校まで送るときに、車のメーターが10万キロがついに超えたことを報告したら、この質問。調べたら地球を2回半ほど回ったことになるらしい。