12歳

息子の12歳の誕生日。曇りのち晴れ。

彼は朝から学校にいって、11時半ころに汗だくで帰ってきた。学校に何もできない休み時間中、家の本を持っていってよいという許可が担任の先生からおりたそうだ。何よりである。これまで持っていってはいけないのがむしろ疑問であった。読書を推奨しているのに、図書館の本も持っていってはいけない。都合のいい大人の事情を腹立たしくおもっていたので、よかった。刑務所でも本は読めるのに。ただし、「学校にふさわしい本」という条件つきだそうだ。

すぐに宿題をやりはじめ、ぼくが作ったチャーハンを食べ、帰ってきた妻とケーキ屋にいった。モンブランを選ぶと思いきや、今日はチーズケーキを選んだそうだ。

ぼくはちょっと身体がだるく午後は横になる。夕刻に家族を誘って5人でサイクリングに出かける。背中がチンパンジーのように丸い。次女も補助輪なしで危なげなく走れるようになった。

帰ってきたら、近所の小さな子が息子を遊んでと誘いにくる。息子のことが大好きらしい。一緒に遊ぶ息子。ぼくはその間に公文にいって彼の宿題を提出。公文の先生から「字が汚い。名前がサインですか、というくらい。計算も端折るし間違う。」と指摘。そのまま伝える。直す気配はない。

夕食は息子のご所望の牛肉のステーキ。妻がいい肉を買ってきてくれた。満足そうに平らげている。チーズケーキにろうそくを立てて消す。母ちゃんの手作りの方が美味しいと応えていて、妻が「100点」といっていた。チーズケーキにフォークを入れると残った部分が倒れて「おい、おまえ、体幹弱いな」と息子がチーズケーキにいうと、隣で聞いていた長女が笑いながら「おまえもな」と息子をつっこんでいた。

総じてご機嫌で楽しい一日となったようで何よりである。プレゼントはまだ検討中。ドラクエ3のオーブ探しに夢中である。

長女が「誕生日っていいね」としみじみいっていた。