キッズリターン

息子と『キッズリターン』を観はじめる。ぼくが最も好きな映画のひとつ。学ラン生活がはじまったことだし、見せたかった。

しかし静かに淡々と進む北野映画は勉強して牛丼食べて、友だちとテトリスした後にはつらかったのかあくびをしはじめ、やがてまぶたが重くなり、途中で寝始めた。

布団で寝るように勧めたらそのまま寝床にいぅてグーグーといびきをかきはじめる。よっほどだったんだろう。眠いお年頃。

ぼくはそのまま最後まで観る。息子にはまだ早かったのか。でもやはり何度見ても最高である。

そのままぼくはバスケに行き、家に戻ると「『起こして』っていったのに」とむくれていた。塾に行きそびれたのが悔しいのか。

「でも起こしたんだよ、それで顔にブワっと布団をかけてたんだ。そりゃ起こさないでという合図やろ」と謝りつつ釈明。

もう『キッズリターン』には興味を失ったのかとおもったが、続きをまた観たいそうだ。