もどりたい

「(3年前に)もどりたい」

次女。お風呂入る前。

「だって保育園で遊べるんだもん」

次女が長女が3年前きていた赤いミニーシャツを着ていて、3年経ったら次女が着るようになったんだね、と感慨深くいったらそう返ってきた。

学校は外遊びもなくて、コロナもあり、昼休みも席にじっと座って絵を描くだけなのだという。授業ばかりでたいへんなのだと。

5年間もの間、毎日園庭で自由に走り回って過ごしていたわけで、いきなり不自由な毎日になり、とまどっている。学校自体はどうだったか尋ねると「楽しかった」と返事はするから少し安心していたが、本音はそうなのだ。時間が巻き戻せないことは彼女もわかっているからいわないだけで。

長女に小学校に入学したてでどう思ったか聞くと同じことを思ったそうだ。少し安心する。いつか慣れるのだろう。一方で息子は特になかったと。息子は1年しかいっていないし、それまで日本橋保育園で東京の窮屈な生活をしていたから免疫があったのかもしれない。かといって、保育園のときから不自由にしておけばいいかというでもそうでもないのだろうけど。保育園の先生ともまた遊びたいそうだ。

長女に寝床で小学校で次女に会うかときくと「会うよ。手を振ってくる」とのこと。長女は手を上げて返す程度らしい。次女にとっては姉の存在は心強いだろう。そういえばまだ長女が園児のとき、息子のサッカー教室を見に行った長女が息子をみつけて「がんばれ」と応援していて、そのときの息子も手を上げて応えた程度だったな。そしてあとから「やめて」といっていた。懐かしい。