韓非子

長女と次女が学童でサッカー教室があって、はじめて一緒にサッカーをする。コーチが息子もしっていて、妹たちだと認識してくれたらしい。長女は2年前、やはり習っていた。家で息子のイメージが妹たちの最初のイメージを決めるから頑張れと息子にいうと「あのコーチは思っていても愛想よくする」と息子。

サッカーのあとはそれぞれ長女と次女は別々の場所にいく。

「寂しくない?」と次女にお風呂でたずねると「大丈夫。友だちいるから。」

学童もいやなことなく楽しいそうで安心だ。

「保育園がなくなったけど、新しい楽しいことが入ってきたね」

湯船で抱っこする。そして歯を磨いてやる。

後から入ってきた長女はドラえもんを描く。「なんとなく思い出して」書いた割にはうまい。ではのび太はどうだ。それはうまくなかった。妻によると、長女は過去の場面にひもづく細かな記憶をたくさん覚えているらしい。このお店いったとき、ママがこういう話をしていた、など。そういわれてみればそうだ。長女はストーリーで記憶し、次女は論理で記憶している感じがする。

寝かしつけのとき、長女が東京から2年前の正月にきた友人が犬を買いはじめたという話を思い出して、次に東京にいくときはぜったいにその犬に会いに行くという。頭の中は犬のことでいっぱいだ。

息子は公文で『韓非子』が題材。めずらしく「わからない」と訪ねてきた。キングダムと同じ時代で、政やら李斯が出てきて話題がはずむ。孟子性善説荀子性悪説うんぬん。世の中を悪くする人たちは5種類。学者、武器で威圧する者、無用な議論を巻き起こす遊説家、働かない者、富商と贅沢品をつくる職人など。いまでもドキリとすることが書いてある。コツコツ続けて、なんかすごいとこまできてる。最終教材まで行きたいらしい。