バスとslack

「人間も、動物なん?」

「『せり』って、なに?」

「お寺には仏様が、いるの?仏様って、すました顔してるよね」

「絵のない漫画って、ある?パパは漫画と小説、どっちが好き?」

長女。

保育園の粋なはからいで、次女は年中組とのお泊り保育。思い出づくりだそうだ。ありがたい。山へいって、年長が年中をリードして登るらしい。

息子はこないだのオンラインワークショップの関連イベントに街中に妻につれていってもらう。帰りは初めて自分ひとりでバスにのって公文まで行かせてみた。バス停を案内して、乗る路線と時刻表を説明するところまで付き合って、妻は帰った。

息子は想定していたバスに乗り遅れて妻に公衆電話から電話したらしい。お金が足りずに説明も十分でないまま電話は切れた。妻がむしろ不安になったそうで、長女の公文に迎えにいくときにちょうど乗ったはずのバスがくるからと近くのバス停にいってバスを待つ。バスがきてみたが誰も乗っていなかった。不安になってバスの路線をみると、遠くの方から息子が歩いてきていたらしい。バス体を2つ手前で降りてしまったそうだ。同じコンビニが2つあって、勘違いしたことが原因。それでも無事になんとか公文までたどりついた。一人旅というのは全部自分で考えて判断するから細かいところまで記憶するものだ。小さな冒険、これも経験である。ぼくは小学校5年生から遠くの田舎からこの街中の塾まで一人でバスで通っていたのだが、あの田舎者が最初はどうやって覚えたのだろう、記憶にない。

長女は寝る前まですこぶるおしゃべりであった。塾の講習会の宿題が大変なこと。おかげで講習会だけでやめる気になったそうだ。ほっとする。ぼくも大変だったから無理はさせたくない。もっとほかに楽しむべきことがある。

明日で2年生が最後であること。担任の先生にお手紙を書いたこと。縦読みもできるようにがんばったら、横に読む文が意味をなしていない。先生の似顔絵はとても似ている。

友だちにもお手紙を書いたこと。絵も習字も得意な子で、3年生になっても同じくらすになりたいそうだ。その子の字をみて真似をしたら自分もきれいに書けた。

象は5回歯がいれかわって、5回目の歯が抜けたら食べられなくなって死んでしまう話。

妻のおばあちゃんが夢にでてきて、メルの人形を作ってくれて、最後は窓から去っていったそうだ。妻がお彼岸だからだと言っている。

学童のお泊り遠足で、川で遊んでいたら小さな蛇に遭遇して、自分が捕まえて先生に渡したら先生が腕に這わせていたから真似したこと。はじめてきいた。

彼女は今日息子にSlackの使い方を教えてもらったそうで、仕事中のぼくに長女から届いた。音声入力も教えてもらったそうで、息子にけしかけられて「バーカ」といってみたらそのまま入力されて、まちがってぼくの送信してあわてて息子と取り消したらしい。家に帰ったら笑いながら教えてくれた。