筆箱

次女が小学校にむけて、筆箱と下敷きをかったそうだ。うれしいのだろう、横になるぼくに見せに来てくれる。

「学校早くはじまらないかな。とっても楽しみ」

横で東野圭吾を読んでる息子が「にいちゃんの見てごらん、このマグネットが外れてボロボロになるまでつかったんだよ」と自分の筆箱をみせている。

その黒い筆箱、6年間使い続けたそうだ。相変わらずものを大事にする奴だ。長女は「一年間で買い替えてたのに」と誇らしげである。たしかに、たいしたものだ。