ぼくは引き続き病床なのでその方が都合いいのであるが、我が子たちはおのおの友だちと遊びにいって家に一人。急に子育てを卒業したらこうなるというのを思い知らされている。長女と次女はケーキ作り教室の後、そのまま友人宅にお世話になり、息子は呼びに来た友だちのパパにスキー場に連れて行ってもらうことになる。昨日も次女の友だちが家に遊びにきて、「次回は泊まって」と名残惜しそうにしていた。みんな喜々としている。そうやって社会に溶け込んでいき、家族の枠を超え、社会で生きる楽しみを覚えているのだろう。成長だ。

本を読むのも疲れるんでぼーっと映画『四月の永い夢』を観る。今の気分にちょうどいい。実によかった。