志村さん

昨日の朝のこと。「この手紙を読む声、志村さんいなくて困っただろうね。じゃあこの声はだれの声?」でひと盛り上がり。
学校まで息子と長女を送迎する車内でときどき朝ドラを観る。最終回に志村けんさんが出てて盛り上がる。志村さん演ずる役が亡くなって、主人公に彼からの手紙が後から届くというシーン。はて志村さんがいない中で、手紙を誰が読むのだろう。てなわけで上の質問を息子に投げかけてみた。

何のことはない。視点を反転させて手紙を受け取った側、主人公の声にするのがベストで実際そうなっていた。
「ええ〜、わからん」と息子うなる。一応放送委員長なんだから何か答えは出してほしい。

校門に着く手前まで考えて、出てきた答えは「加藤茶。」であった。
「気持ちはわかるけど、正解ではない。」
「ええ〜。」と不満そうに車を降りていった。

家に帰って妻にも同じ質問をしたら「え?上島竜兵!?」と返ってきて面食らう。
上には上がいるものだ。次女も元気に「加藤茶!」とすぐ答えていた。

 

夜。息子にもう一度考えてもらう。「志村さんから離れて考えな」とヒントをあたえる。場面の登場人物から選択肢を絞って答えにたどり着いていた。

妻はドラマも1回もみていないし「質問の意味がわかってなかった」とのことで、彼女としては「読む側の声」にするのは別に普通とのこと。書いた人から読む人にグラデーショナルにだんだん変っていくシーンもよく見ると。長女も「そうそう。あるある」とうなずいている。そうなのか。

ちなみにその昔、ディズニー・チャンネルの番組「ザ・休み時間」で、ひょんなことから女子高校生役でエクストラ出演させてもらったな。当時新人だった中村蒼さんと見つめ合うというシーンがあった。透き通った瞳で吸い込まれるかと思った。ご活躍に目を細める。この話を息子にして「観たい?」と聞くと「いいわ」といやそう。長女は興味深々であった。