ワクチン

「いま身体にワクチンはいってる?」と長女。お風呂で。娘二人と妻がインフルエンザの予防接種にいってきたそうだ。長女は難なく乗り切り、次女は打つ前に泣いて、打ってる時は痛いといったそうだ。打っているときに泣かなかったのは次女の中で成長である。少し誇らしげである。

「インフルエンザって、何色?」と長女と次女で話をしている。赤かったと長女。透明だったと次女。

「パパは打ったことない。お金ないから。」というと「そんな理由?」と次女が笑いながら驚いていた。前に打ったのはまだ東京の頃だった。目黒の高いビルにある小綺麗なクリニックだった。領収書を精算した記憶がある。かれこれ7年くらい打っていないし、感染もしていない。