サンタのサンタ

「ねえ、サンタさんのサンタクロースって、いるの?」(次女)

寝床で。「サンタさんがもらえなかったら可愛そうだから」と。

「サンタさんのサンタさん、そのまたサンタさん、ずっといたらいいね。」

「サンタさんって、疲れるよね。」と気遣っている。

続けて「サンタさんて、ほんとに、いるよね?」と急に低い声で真剣につぶやく。

「なんでそう思ったの?」と尋ねる。

「クッキーとか紅茶、飲んでたよね。みんな欲しい物わかってるし。でもなんで夜に、会えないときに来るんだろと思って。」

もっともだ。