参観日

昨日は小学校の参観日であった。今年度はじめてである。予め決められた時間枠にいく分散型の参観である。混み合わずこの方が快適だ。一人につき親一人という制限があるから、妻とぼくは同じ教室にはいられなくて、長女と息子の教室をそれぞれかわりばんこにみる。

長女はたまたま当番の日で「起立、はじめます」と「起立、おわります」をいう係。朝うれしそうだったからその勇姿を両方みにいく。声が思っているより小さい。たぶん全員に聴こえていない。それを後から指摘をしたら「聞こえとるし」と反論。しかも大きな声はむしろ怒られるらしい。先生からも何度か当てられていたが、その声も小さかった。でもまじめなのは伝わってきた。授業は退屈になることはないそうだ。終わると廊下まで出てきてハグをする。長女が仲良くしている女の子も寄ってくる。

息子は小学校最後になるだろう。小学校1年生のときから皆勤で見に来たことになる。廊下にいるぼくを見つけてもそっけない。むしろ息子の友だちが気づいて息子に声をかけている。理科室で水溶液の反応を比較実験する授業。こちらはもう淡々と過ぎてゆく。小学校1年のころはうれしそうにぼくの方をたくさんみていたんだけどな。ぼくが廊下で寝たふりをしていると笑っていた。「みにくるな」と言われないだけまだましだと思わなくてはいけない。