椅子とシーソー

長女が学校から持って帰ってきた図工で描いた絵。たのしかった夏の思い出として、ご近所さんといった海辺のキャンプを描いている。テントの横に火を炊いて、その周りに椅子を並べている場面を上から見下ろす目線でクレヨンと水彩で描いている。いつのまにか俯瞰的にみる視点を獲得しているのだな。

「椅子を上手に描いたね」と褒める。すると横でそれをみていた次女が階段にいって、一つの絵をとってくる。「おもいで」とかいた絵。これも、近所の子どもたちと遊んだ日のことをクレヨンで描いたもの。

「上手だね」と褒めてもまだものなりたい。

ちゃんと見ろと指を指してくる。そうかこれもベンチを描いている。「椅子を上手にかけたね」という言葉までほしいのだ。

それに気づいてベンチのこともほめる。

こっちを立てたらかならずもう一方も立てなくてはいけないシーソーゲーム。