4年前の写真

壁の下がどうなっているかこの家が工事中の写真を探すため、4年前の写真のデータをみていると、当たり前だけどその頃の子どもたちの写真がいっぱい。息子がいまの長女の年齢だ。

「父ちゃんおかえり!明日でドリブルさいごだね。ごめん先にねるけど明日またあそぼうね」という息子の書き置きの写真が出てきた。この頃は、ただ遊ぶだけだった。前の家は近所に友達がいなかったので、一番の遊び相手はぼくだった。まだあどけない次女の手をつないで一緒にあるく優しいお兄ちゃんであり、この頃は息子と長女がセットで遊んでいた。ついこないだなのに、今とはぜんぜんちがう。でも少しずつ変わってきたことだから、自然と今につながっている。

この頃に戻りたいとは思わない。もう一生懸命、これ以上ないくらい時間を費やし、遊びきったから。悔いはないが、やはりこの頃は懐かしい。息子はもう親離れの年齢である。元気にまっすぐ優しく育ってくれたのだから、もういうことはない。任せよう。

写真のデータは古いハードディスクにも1万8千枚あった。ちゃんと整理して、厳選して出力してアルバムにしたいが、なかなか大変な作業である。