スイミー音読

長女が大きな声で、教科書の『スイミー』を音読している。宿題のようだ。音読ライブの声優さんかというくらい、一字一句に感情を込め、ときに振り付けさえもついている。『スイミー』は小さなころに読んでぼくが最も印象に残っている大好きな絵本の一つだ。1回読むだけで、ストーリーが全部頭に残るからすごい。次女も長女の音読につられて、すっかり覚えてしまった。

感情を込めて、声優さんのなりきって没頭している姿をぼくが眺めていると、その視線に時々気づく。そしたら一気に我に変えるようで、破顔の照れ笑い。そのあと、また戻って続く。