朝どれ

「ねえ、鼻に水入ったら、痛いでしょ。でもなんで、鼻水は痛くないの?」(次女)

風呂上がりに身体を拭いてあげてから、洗面所でぼくが鼻毛を切っていたら。

朝、立派なキュウリが一本とれて、みんなで朝食に食べた。「これは売れる」と妻。産地直送、とれたて。みずみずしく、おいしい。自分で育てて、獲ってすぐに食べるのが一番なのだな。農家さんと漁師が最も美味しいものを食べているし、知っている。言わないだけ。なんでもお金をかければ一番というわけじゃないとしみじみ。

ささやかなことでしかないが、たとえキュウリ一本でも、お金に頼らず自分たちで食を得ていることは、精神的にすごい満足感がある。生まれ変わったら自然の恵みを相手にする職業につきたい。一番憧れるのは、庭師さん。