長女も次女も、バッサリ髪をきった。丸いおかっぱである。姉妹同じ髪型。長女も七五三が終わったから、ずっと伸ばしてきたけど、踏ん切りがついたのだろう。「かわいい」と褒めると長女は我慢しきれず笑みが溢れる。
お風呂で次女の髪を洗っていると、シャンプーとリンスの時間がこれまでの半分くらいである。「はやっ」と次女。
「ボブ、っていうんだよ。その髪型」
「なんで?」
「わからない」
「ショートカット、でしょ」
「ショートカットの中に、ボブがある。ショートカットは、短い髪ってこと。パパの坊主も、ショートカット。」
「坊主は一番のショートカット?」
「そうだね」
「坊主って、髪、あるの?」
「髪はあるよ。」
「髪のない坊主って、あるの?」
「あるよ。スキンヘッドっていう。」
「そうなんだ」
お風呂上がりのドライヤーのときも、大幅な時間短縮。
「髪は短くなったけど、髪は抜けてない。なんで短くなるの?」と質問が飛んでくる。
髪の総量が減ったことがイメージできていないようだ。
「うどんで考えてみ。うどんの一本一本を、半分に切るでしょ。何本かは変わってないでしょ、だけど、切る前と切ったあと、お腹いっぱいになるのどっち?」
「切る前。」
「そう。そういうこと」
どうにか理解できたようだ。
長女も「この髪型、お気に入り」と喜んでいる。
今日、学童と保育園それぞれで「髪切ったね」とたくさんいってもらったらしい。
ついでに、「パパも髪を伸ばしてほしい」とリクエスト。坊主だと、整う短髪になるまでの中途半端な坊主の段階が実に気持ち悪いので、その壁を乗り越えられる気がしない。耳に髪が微妙にかかっている坊主はみるにたえない。