ハートの色

寝床で。長女は眠気の限界で先に布団に倒れ込んで寝つく。次女はまだ元気で、ぼくの背中を足で踏むマッサージをしてくれる。だいぶ重みが出てきた。

おならがしたくなったので、勢いよく発射させてもらうと、次女が笑って「茶色のハートがお姉ちゃんに向かって飛んでってるよ」と嬉しそうに反応。

「どこでやってたの?」

「なんとなく」

ポジティブかネガティブかわからない表現に恥ずかしくなる。一番近くにいる、自分には向かって飛ばないらしい。