パパ友忘年会

パパ友宅に招かれての忘年会。牡蠣とマトンとチャーシューの会、楽しすぎて酔っ払う。長女が縄跳びで二重跳びを披露してるとき、「なんでもできる」と褒めてもらって、ついつい「我が子じゃない、何でもできる」と謙虚さを失う。「いやいやそんなことはない」というのが大人の反応だろう。しかし、酔いもあって、ついそういう言葉がでた。セグウェイも程なく乗りこなしていたからの流れ。家で飼われている二匹の犬の喧嘩の仲裁にも積極的に入っていっていた長女。我が子にしては、できすぎている。ぼくの社交的な理性、かなりガードが堅いほうだけど、それさえも今日は取り去ってしまった。

そしてそういうもろもろの空気を感じ取る感受性が豊かなもう一人、次女がいる。流行っている『パプリカ』の曲を楽しく踊っていた。犬の喧嘩が怖いと泣きながらぼくの膝の上に乗っかってくる。心から愛くるしくてカワイイ存在であることは伝えなくてはいけない。抱きしめながら「大丈夫、大好きだよ」と耳元でささやく。

長男は、子どもたち一番年長者ではあるものの、子どもたちと一緒にキャッキャ遊んでいる。優しいときもあれば、モノの取り合いになたり、我慢ならなくて、寛容になれず、ときどきケンカになったりする。全体的にはトラブルもなくちゃんと遊んでいる。赤ちゃんにもすかさず「かわいい」と近寄っていく。二匹の犬もベタベタかわいがる。アレルギーも最初は発病して、友人から薬をもらう。その薬が効いたのか、その後は落ち着いて何よりである。

23時前までお邪魔して、友人家族と一緒に30分ほど歩いて坂を登りながら歩いて帰る。次女は友人パパと終始手をつないで歩いている。星がたくさんみえる。オリオン座をみつけて、サソリとの関係を語ってあげる。

つくづく、こっちに帰ってきて、人間関係が全く広がらなかったぼくだけど、長女のおかげで、気兼ねなく、気楽につきあえるパパ友ができてうれしい。地元の牡蠣の美味さに気づき、もう広島の牡蠣は食べれそうにない。