胃腸炎、発熱、元気

次女は胃腸炎だそうだ。とはいえ、今日は祖母の家に一日いたせいか、おかげで帰ってきたら元気である。

ところが夕食の豚しょうが焼きを盛ってあげようとしたら「少なくていい。またお腹いたくなってきちゃった」と小さな声でリクエスト。おじやに切り替える。おじやも少し残した。食欲は戻っていない。食べているときに妻が次女が二重まぶたになっているのに気づいた。褒めたら嬉しそうに洗面所の鏡を見に行く。

長男は下校時車から発見した。元気がない。「眠い」といって家に帰ってそそくさと制服のまま寝床にいってしまった。気を利かせて昨日から痛がっていた歯医者を予約してしまっている。悪いなと思いつつ、でも依然歯は痛むようなので、心を鬼にして10分後に起こして車に乗せて出発。車の中でもすぐに寝付いた。「TVのボリューム、消せる?」とリクエストされたのは初めてだ。歯医者についてもまだ予約の時間まで10分余裕があるので寝かしてやる。最近寝不足でもあった。時間になったので起こす。歯医者の友人に寝ぼけながら歯を見せると「これはすぐに抜いた方がいい。100%」といって奥から麻酔の注射をとってくる。長女のピアノがあるので「どれくらかかる?」と尋ねたら「3分や」と返ってくる。息子は麻酔の注射も初めてで口を開けながら「痛い」と発している。間髪おかず小さなスパナが口に入ったかとおもうと、グリっという音がして小さな乳歯が抜ける。本当に3分で終わってしまった。「はい、終わり。もうええよ。」

あっけない。

うがいをして診察台から降りてお礼をいって待合室に戻る。「痛いよ〜」と言い続けているので「何が?」と尋ねる。

「歯が」

「歯はもうないぞ」

「そっか」と笑う。笑う余裕はまだあるようだ。

車に戻るとやはりすぐ寝てしまったが、なおも「痛い」と言い続けている。「歯が」といいそうになると「歯茎が」と丁寧に言い直している。

家につくとまたすぐ寝床にいく。寝かしておこう。

その間に学童に長女を迎えにいって、ピアノに送る。長女はすこぶる元気である。学童でお菓子をプレゼントにもらってうれしそうだ。「車から降ろして家に置いといても、食べないでね」

長女は「ねえねえ」と、車の中やお風呂の中、寝る前のダイニングで恋人のように最近のできごとを話してくれる。学童で冬休みの宿題をだいたい終わらせたこと、学校で描いた「ずっと大好きだよ」と「プーさん」と「はたらく車」の絵のこと、読書感想文がどこから書いていいかわらからくて、コンクールに選ばれなくて落ちて残念だったこと、あやとびができるようになったこと、6年生からいきなり「君はシンデレラ」と言われて驚いたこと、将来は医師になりたくなったこと、今日のピアノでは先生何かお菓子くれるはずだと期待していること、などなど。スライムを学校で作って、それが上手くできたとご満悦である。「うまくつくれたとおもう?」と尋ねてくるので「うん」と同意するとうれしそうだ。お風呂ではバレエダンサーのモノマネや、101のクルエラや犬のモノマネを披露してくれた。どちらも感じが出ている。クルエラの職業は歌手だというと目を丸くして「知らなかった」と驚いていた。

いまのところ、パパには何でも安心して話ができると思ってくれているのだろう。一朝一夕ではできな信頼関係。それがうれしい。

長男は結局発熱して、頭もいたくて、「クラクラする」と夕食も半分も食べられずそのまま寝てしまった。珍しく元気がない。明日インフルエンザの検査をうけさせるつもり。

そんな2019年のクリスマス