次女の成長

「ねえ、今日口から煙でたよ。」(次女)

息が白くなるくらい寒くなってきた。すばらしい表現だな。

次女は最近、お風呂を洗ってくれる。頼むと「いいよ」といって実に甲斐甲斐しい。お風呂の「給湯」ボタンを押す前のひと手間。夕食の準備と重なったりで、この手間を請け負ってくれるのは心から助かる。これまで息子も長女もしなかったこの手伝い(正確にいうと、お風呂に入りながら長女と次女でお風呂をきれいにしてくれたことはある)、彼女は積極的に、しかも丁寧にしてくれる。洗い方も几帳面なところが出ていてピカピカである。

少しずつだからはっきり気づいてないけれど、次女はここ半年で人の気持ちをよりわかり、それを慮れるようになった。例えば、昨夜寝床で妻が咳をしていたら「大丈夫?」と気遣う。今日避難訓練で、「『きんりんの家から火が出た』って」という設定で次女たちは大きなホールに逃げたことを報告してくれるのだけど、「きんりんの人も、逃げたかな」と気遣う。「火事になる前に、外で遊んでたらよかったのにね」

先日はお菓子の最後の一つのぼくにくれた。「いいよ」と遠慮しても、くれた。ついこないだまで、自分のといって渡さなかったのに。

しみじみ、次女を優しさを感じる日々。幸せである。