家と外

建築家の講演会のあと、息子が好きなカレー屋にいった。食べながら鼻水がでるといって、紙ナプキンを拝借。鼻を噛んだあと、店内をうろちょろして「ゴミ箱どこだ」と探して、トイレの前で見つけて捨てる。おい家だとお前のテーブルの上、注意しないとずっとディッシュのクズだらけだぞ。そのギャップに同じ人物だと思えないが、外と家では振る舞いが違うのかもしれない。良くとらえれば、家では心を許してだらしなくしているのか。その分、外ではちゃんとしようとしているのか。普段はそこまで想像力を親は働かせてなくて、ただただ心配なので家ではドヤスけど。

建築家の講演は最初の5分だけ、本を読みながら聞いて、あとは寝ていた。わざわざ公文を休んで連れていった甲斐があったのか、あやしい。建築に興味はないのはわかってはいるが、自分の街がどうして作られたかには意識を持ってほしい。講演が終わって起こしたら元気になって「もったいねぇな、おまえ」というと「美術館がどうしてそういうカタチかはわかったぞ」と言っていたので収穫ゼロではなかったようだ。